おおかみこどもの雨と雪 五ツ星評価:★★★★★ |
超大傑作。
映画館で見よう。
一人で見ても複数人で見てもいい。
もう一度、
超大傑作。
この記事とは別にバレあり感想記事を書きます。
ネタバレなしですが、面白いか面白くないかだけでも人によってはネタバレだし嫌なら見るのやめとこ。
この下三千里―――
あと千里――
事前の周り(twitter、 富野由悠季御大等)の評価を聞いて、結構期待して観始めました。映画が始まって少し経つと、期待しすぎたかな・・・、と思ってしまいました。
最終的には今日映画館で見てよかった、二度と見たくないな、もう一度見たいな、
いややっぱ二度と見たくないな、いや見たい、見なきゃな、と思いました。
本当に複雑な気持ちです。複雑な要素や入り込みやすいキャラクター、密度の高い画で構成されているからでしょうか。アニメの演出技法等はさっぱりわかりませんが、これほど終始ハラハラドキドキした映画は、アニメでもそれ以外でも今まで見たことありません。
見終えてから富野さんのコメントを改めて読んでみる。
「おおかみこどもの雨と雪」の衝撃 富野由悠季新しい時代を作ったと言っていい。革新を目指していると言ってもいいだろう。が、作者であり監督は、そこまで意識していたかどうか。手法を追求していったらこうなったのかも知れない。どうであれ、本作の前では、もはや過去の映画などは、ただ時代にあわせた手法をなぞっているだけのものに見えてしまうだろう。本作は、変身物でもなければ、恋愛物でもないし、エコやら環境問題をあげつらったメッセージ物でもない。まして癒やし系でもない。それら過去のジャンル分けなどを飛び越えた物語になっている。描写が冷静だからだろう。文芸大作と言っても良い。それほどリアルに命の連鎖を描き、子供の成長の問題を取りあげている。そこに至った意味は刮目(かつもく)すべきなのだ。むろん、技術的に気になる部分があるのだが、細部の問題などには目をつぶれる。しかし、アニメならではの手法で可能になっている構造でもあるので、アニメ映画というレッテルを貼られてしまうのが、無念ではある。このような作品に出会えたことは、同じ作り手として幸せである。アニメの可能性を開拓してくれたのだから、本作に関係した監督以下のスタッフに敬意を表する。
時代や革新はわかりませんが、ほぼおっしゃるとおりだと思いました。
多くの要素が含まれた作品ですが、私も「命の連鎖」、「子どもの成長」、この2点にもっとも惹かれました。他の多くの方々が「母の偉大さ」、「母の愛」を大きく感じとっていて、確かに私もそれは感じたけど、前述の2点のほうが大きかったですね。このへんは、人それぞれで。
あまり映画見ない自分だけど、大きく心動く作品でした。
多くの人に見られるといいなあ。
追伸(24/07/23/00:58)
今思うと、ヒロイン(母)の花ばかり思い出してるから、「母」についてもやっぱり心揺さぶられてるわ。
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