2011年4月4日月曜日

[感想]そんな未来はウソである 1巻


そんな未来はウソである(1)
五ツ星評価:★★☆☆☆




「今日の5の2」や「みなみけ」の作者、桜場コハルの新作、といっても連載開始は2009年で、やっと出た1巻。掲載誌が別冊マガジンなのでペースが遅いけどこういうもんか。
5の2やみなみけのように、平凡な毎日を淡々と描いたものではない。この表紙にいるふたりは能力者である。な、なんだってー!!


以下、ちょっぴりネタバレありで感想。能力の内容についてのネタバレです。




つっても基本は日常なんだけどね。


ノリは「みなみけ」だなー。起承転結の流れや持って行き方、キャラの特徴とかぜんぶみなみけ。それだけで「みなみけ」が好きな方は楽しめるか。でも違うのが上にも書いた「能力」があること。タイトルにもあるとおり、未来とウソに関する能力で、右の子は見た対象の未来が見える能力を持っており、左の子は他人がウソを言うとそれがウソだとわかる能力を持っている。この能力が作品全体でビシビシ使われていておもしろいなんてことはない。ほんのスパイス程度なだけ。あー、まあ核心とも言えるんだけど、なんていうんだろ。核心でありつつ表面上はスパイスというか。そう感じましたわ。


星付けは厳しめに2にした。1巻としてのインパクトがやや弱く、展開もちょっと遅いのと、ノリがだいぶ「みなみけ」っぽいのが個人的には逆にちょっと、と。このへん全部が絶妙にマイナスだと感じた。絶妙なんで、これがイイ!と思える人もいると思う。それでもやっぱり「みなみけ」ほど人に薦められないかな。ただ、2巻以降の膨らませ方によってはイイ!と思えるところがこの1巻でも見つかるかもしれないからどうだろうね。それでもこの1巻だけで言えば星2つデース。


あと魅力的なキャラクターがいないような。みなみけって結局三姉妹が素敵だよなーって、そんな未来は~の1巻を今読み返して思いました。この点も含め、2巻期待。いつ出るだろうねえ。

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