2010年12月1日水曜日

[感想]バンブーブレード 14巻(最終巻)


バンブーブレード(14)
五ツ星評価:★★★★★


川添 珠姫

完結。大団円。よかった。タマちゃんありがとう。
13巻の感想はコチラ。今後に注目とか言ってたら完結した…。
割と急に終わっちゃった感があったけど読んでみるとそんながっかり感はなく満足感が。いやまったく無いっていうと嘘ですけど。もっと見ていたかったけど。仕方ない。
いい終わり方だと思います。星5つデース。
以下、ネタバレあまりなしと思う感想。心の底からネタバレがいやな人は閉じよう。



いやーよかったー。正直もうそんなに期待してなかったんだよ。今月は「よつばと」と「それ町」の新刊楽しみだなーって思ってて、バンブーのこと頭に入ってなかった。その反動からか、この最終巻はすごい良く感じてしまった。実際すごく良い。
表紙から最後まですべてが「川添珠姫」がどうなったかを描くことに集中している。珠姫がバンブーブレード全編においてどのように成長、変化し、部活動での剣道やその他の物事をどういうふうに吸収し、どのような人間に成長したのか。そして今後何を目指すのか。珠姫にとって「剣道」とは何なのか。それがしっかり描かれている。この点がとてもよかった。成長や目標を曖昧に描いて終わりそうだなと思ったけど、まったくハッキリ描かれていることに衝撃を受けたよ。その目標を見せつけられたときは胸熱の胸熱、じんわりきた。タマちゃんを見守ってきてよかったね…。。
そしてもう一人ひとつの到達点を迎えた人物が顧問のコジローで、これもしっかり描かれていてよかった。というのも、教え子である珠姫が上記のように描かれているわけで、それはすなわち恩師であるコジローに直接繋がる。タマちゃんの成長、変化を読者と同じく見せつけられたコジローの気持ちを察すると、これまた胸熱。便利だな胸熱って言葉。

バンブーブレードの主人公は間違いなくこの二人で、二人のゴールでもありスタートラインでもある場面をきちんと読むことができて幸せです。




1巻と14巻のタマちゃん

さてここまで大絶賛しておいたけど、ここまでタマちゃんに集中するということは描かれていない部分もあるわけです。ぼくたち読者は贅沢だから、やれあれが見たいこれが見たいって思うわけです。おれだって思います。これで終わりなのだとわかってても、あれ描いてほしかった、これも描いてほしかったなんていっぱいあるけど、タマちゃんが自分にとっての剣道を見つけちゃったから終わるしかないのよね。もったいないけど仕方ないんです。

って大人なこと思っててもさー、やっぱりもっと見たかったねえ。室江高校の剣道部を見たかったわ。続・バンブーブレードが出るとどんなのになるかね。そのへんをどっぷり妄想する楽しみは残されてますな。そのまえにとりあえずユージは屋上いこうか。

というわけで、コミックスでタマちゃんをはじめ、室江高剣道部を見守ってきた人たちにとっては十二分に満足いく結末だったのではないでしょうか。そういうことで星5つにしました。
そしてやっぱりタマちゃんはかわいいね!いえい!




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