2010年12月2日木曜日

[感想]それでも町は廻っている 8巻


それでも町は廻っている(8)
五ツ星評価:★★★★★


ざっくばらん

それ町。それ町大好き。7巻の感想はこちら。その他今までの小ネタまとめがこれこれ。
9巻の発売日は8/31。
どんな話でもタイトルのとおり町は廻り続けるんだなーと思ってしまうからある意味卑怯だよな!これは褒め言葉だよ!
それ町は1ヶ月くらいかけて何度も読んで発生するおもしろさがあるから、ついさっき2、3度読んだけで感想を書くのが難しい。どうせそのうちカタチは違えどもっと感想書くだろうが。
星は5つです。既に何度も読み返したいので5つ。ただし、もう正直信者化してるので星付け意味ないかも。ごめんなさい。
そうは言っても5を付けるか正直悩んだ。というのも今回の8巻は、なかなかいつもとは違う話が多く、極端に言うと今までのそれ町とだいぶ違うのでは?とすら思えたんです。って思ったりもしたんだけど、あれれそんなに言うほどでもないかな…とも思っちゃったり。でも読み返すと、やっぱりだいぶ違うよ、うん、と思ったり。それの繰り返しだった。
でも冒頭に書いたとおり、「それでも町は廻っている」だからな!いつもと変わんねえ面白さだ!


以下、最後に収録されている第65話「さよなら麺類」について、ネタバレありで感想みたいな考察みたいなの。これは先月のアワーズ本誌に掲載されており、まさか8巻で収録されるとは思ってなかった話だけど、自分は既にこれを読んでるんですね本誌で。(63話も満喫で読んでた。)ドラマCDを入手するのにアワーズ本誌を購入する必要があったので買ったわけです。ちなみに今月のアワーズでも可なのでドラマCDが欲しい方はお早めに本誌購入を。ドラマCD応募に必要なのはコミックス8巻についてる応募券とそれを貼る台紙と1200円分の定額小為替で、これらを封筒に入れ所定の住所うんぬん。詳しくはアワーズで確認を。
しかし8巻出るのはえーなとは思ったけど、売れるときに売っとかないといけないその姿勢は間違いではない。読者もうれしい。でも9巻が遠いのかな…。



これなー、ぶっちゃけ読んでるときも読んだ後もヘコんだんだよ。恐らくここまで発表されてる話の中でもっとも時系列が進んでる話だと思う。もしかしたら8巻収録の60話がダントツで進んでるのかもしれんけど、その可能性は低めかな…。
気付いてる方が多いと思うけど、この話は歩鳥が高校3年、タケル小学5年、ユキコ小学3年の話。制服が冬服なこととお巡りの大名行列歴から察するに4月、5月くらいかな。紺先輩は大学に進学されたんだろうか。

どうしてそういう時系列かというと、ラーメン屋が店を閉じるという事実、歩鳥やユキコの髪型・髪の長さ、ないとう歯科看板のキズ、「メイド喫茶」の紙が見えない、ばーちゃんがメイド服じゃない、歩鳥がバイトをしていない、タッツンは過去の人といったことから導かれる。
で、何にヘコんだって、上に書いてる通りのことにヘコんだのね。シーサイドはメイド喫茶やめて歩鳥はバイトやめて、商店街の一部だったラーメン屋が店を閉じる。ラーメン屋だけじゃなくほかの店も経営はしんどいというのを見せ付けられる。歩鳥ちゃんの前で~のところのクリーニング屋とか、いろいろつらい。てかメイド喫茶コメディーじゃなくなるんだけどまじで?ってなった。
作者が最後に書いてるとおり、今までは歩鳥でどうにかしてきたのに8巻はどうしようもない話が多くてちょっと現実に戻されたというか、なんだろうなー。リアルというかなんというか。特にこの第65話ね。どうしようもないんだよなー…、って本誌のときからちょっとブルーになってた。あと最後の最後でチャーシュー食べられないってつらいだろ!


ニンジャユキコ
こんな65話だけど、ユキコは小学3年生になりました。タケル初登場のときの学年と同じです。でもあの頃のタケルよりだいぶ幼く見えるのも実はリアルだなぁと思うわけです。髪が伸びたユキコもかわいい。お姉ちゃんみたいな髪型になるんかな。


ちょっとネガティブになってしまいそうな内容もあったけど、それでも登場人物はみんなポジティブ!やっぱりおれはそれ町が大好きです!!




2 件のコメント:

  1. 八巻は終わりの始まりみたいな感がありましたね
    最終回に向かい始めているのかと思うとなんというか…ただただ辛いですね

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  2. いよいよ作品を畳むために動き始めている感じが随所に
    まだまだ終わってほしくない作品ですが、読者としてはポジティブに見守るしかないですね

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